その3になっても、まだお船ができていません。
書きたいことがいっぱいあって。すみません~
ーー前回のあらすじーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
船造りの準備を整えた私は、Aさん(仮称です)に連れられてカリカットへ到着。
しばし、感動するのであった。
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Aさんに連れられ、ばびゅーんとカリカットへ到達した私ですが、
プレイヤーの皆様でしたらお気づきでしょう。
前回の記事のなかに、地雷がいくつか埋まっていたことに……。
景色を楽しんでいた私をAさんが呼びました。
そうだ、造船費用とパーツを渡さなきゃ。
慌ててパーツを渡すと、Aさんは「冒険しておいで~」と言ってくれました。
↑今回、本当にお世話になったAさん。
いろんなことを教えていただきました。ありがとうございます!
お言葉に甘えてカリカットの街を探検。
交易商のおっちゃんを見つけたので声をかけると……なんと、言葉が通じない!!
そうだった!
道中のんびり言語を覚えながら行くつもりが、
一気にカリカットに着いちゃったから覚えられなかったんだ!!
慌ててネットで検索すると、近くにマスカット(おいしそうな名前)という町があり、
そこでインド諸語なら覚えられるということ。
じゃあ、そこに行けばいいんだな。
リスボンで全貯金を下ろしておいて本当に良かった。
もし預けたままだったら、お金を払えないところだった。
ゲームに戻ってみれば、Aさんが困惑したふうに私を呼んでいました。
「特殊造船になるから、船体も必要なんですが」
しばし思案する私。特殊造船? 船体?
[0回]
……げげげっ!!!
よくわかんないけど、そんなもの用意してないぞ!!
後にわかったことですが、新たに船を自作する場合は、
船自体を構成するパーツが必要になるそうなんです。
私が集めていたパーツは、作り終えた後の船にスキルをくっつけるためのもの。
それを船にスキルをくっつける(強化というらしい)=船自体を自作すると勘違いして、
帆やマスト、塗料なんかしか用意していなかったわけです。
船を作るなら、そりゃあ、船体が必要ですよね。
マストや帆だけあってもどうしようもないもん。
でも、そんなことは露ほどにも想像しなかった当時の私。
頭の中ではどうしようどうしよう、という言葉がぐるぐる回っています。
なんだかよくわからないけど、このままじゃ船はできないらしい。
ということは、Aさんに無駄足を運ばせちゃったってことじゃない!!
一方、Aさんの行動は迅速でした。
裏キャラ(Aさんが使っている別のキャラクター)を使って買い出しに向かい、
船体が売っていないとわかると商会のほかの方に相談して、用意する算段をつけてくれます。
私はどうしたらいいかもわからないず、ひたすらぼーぜんと成り行きを見守るのみ。
あああ、書いていても本当に申し訳ない。
そんなダメダメな私をAさんは「少し時間がかかるから、いってらっしゃい」と
優しくマスカットへ送り出してくれたのでした。
本っ当にごめんなさいごめんなさい。
そういうわけで、パーツ代を差し引いた全所持金を持った私は洋上へ。
とにかく、言葉が通じるようにならなきゃ交易もできないし、銀行も使えない。
なんとかインド諸語を話せるようにならなきゃ!
そこでまたしても、私は状況を認識します。
今の私は、全所持金を持っているのです。全財産です。全貯金です。
で、ここはEUから遠く離れたインド洋、今の私には危険な海域です。
敵はガレーさんや名前もわからない船ばかり!
しかもどの敵もでっかい! つまり、強そう!!
このゲームでは洋上戦闘で船を沈められるか、白兵戦で全乗組員を失う(=拿捕される)と、
所持金の大半と船に積んでいる交易品を敵に奪われてしまいます。
この被害を軽減するために保険を掛ける、と以前にちらりと書きましたが、
保険にはいくつかの等級があって、それによって下りる保険金額が変わります。
ここまで書けば、もうおわかりですね。
私が入っている保険の等級では、
今の所持金額は保障されるはずもなかったのです!! ぎゃぁぁッ
言葉が通じないので、街に戻っても保険等級を変更することもできません。
Aさんに頼ろうにも、すでに迷惑をたくさんかけています。
そもそも、Aさんは船体を手に入れるのに忙しいのです。
誰のせいか? 私のせいです。この上お願いなんて、とてもじゃないけどできません。
「逃げて逃げて逃げまくって、インド諸語を覚えるしかねぇじゃねぇか!!」
今だからこんな↑ネタをかませますが、当時の私はもはやパニック寸前。
申し訳ないのか恐ろしいのかよくわからくなりつつ、
とにかくマスカットを目指します。
街を出てすぐに「待てやコラ。オイ、テメェだよ戦闘レベル15」と呼び止められました。
敵にカーソルを合わせれば、なんとHPが600以上!
アレクサンドリア近郊の怖いガレーさんで300前後ですから、
こんな敵に一発クリティカルでもいただいた日には、即昇天してしまうことでしょう。
マスカットはカリカットの北西。とにかく北西へ逃げます。
何とか切り抜けたと思ったら、また呼び止められ……あう。
3回ぐらい同じパターンを繰り返し、何とか敵の群れを突破することができました。
今思えば、喫水ギリギリを航行すればよかったんでしょうけど、
これも今だから思えることです……。はぁぁ。情けない。
その後は大きな船に呼び止められることもなく、マスカットへ無事到着。
マスカットの町で使われている言語はアラビア語なので、副官に通訳をお願いできます。
所持金を銀行に預け、インド諸語も無事に覚えて急いでカリカットへUターン。
カリカットではAさんが船を作っている真っ最中。
船体はどうやら手に入ったようです……が、そのときになって私は、
Aさんに船体の代金も造船費用も渡していないことに気づきました。
しかし、忙しそうなAさんに声をかけるのも申し訳なく。
はぁぁ、ダメダメじゃないか私。
お金は船をトレードするときに、ちゃんと渡そう……。
あまりのトラブル続き(しかも全部、自分が悪いという)にしょんぼりしながら、
さきほど言葉の通じなかった交易商のおっちゃんへ、もう一度声をかけてみます。
「友好の品を持ってきたんだけど」
リスボンでお酒を造るときには、喜ばれると信じて疑わなかった私。
しかし……おっちゃんの目は冷たかったのでした。
(申し訳ないです。その4へ続く)
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