忍者ブログ

Get Treasure!! 大航海時代オンラインの日記です。 Boreasサーバーで、一人前の《宝探し屋》を目指しています。

RSS TWITTER RssTwitter

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ひとりでも大勢でも

今回は、文字中心で行きたいと思います。
(いつもじゃないか、ですって? うん、まァ気にするない)

今さら白状しちゃいますが、私はけっこうなゲーマーです。
どの程度かっていうと、ゲームを趣味としない人から見ればコアもコア、
ゲームを趣味とする人から見れば中の中といった感じ。
MMORPGと呼ばれるゲームも、国内産海外産問わずいくつかプレイしています。

大航海時代オンラインもMMORPGのひとつですね。
ということは、ゲームサーバーという実際にゲームを動かしているマシンが
自宅ではないどこか(きっとKOEIさんのサーバー管理室)に置かれていて、
そのサーバーへ日本全国、あるいは海外からたくさんのプレイヤーがアクセスし、
同じ時間、同じ体験を共有しているということです。

そんなことはMMOでは当たり前のことで、
しかも、これまでにMMOと呼ばれるゲームをけっこうプレイしてきているにもかかわらず、
コンシュマータイトルにおけるオンライン要素とはまた違った、
MMOならではの規模感を思うとき、私はいまだに胸躍る気持ちになります。

小学校や高校に入学したときの、あるいは、新たな学年に進級したときの、
どんな人がいるのだろうとか、友達できるかなとか、趣味が合う人がいればいいんだけどとか、
期待と不安と好奇心が混ぜこぜになったあの気持ちが、
胸の奥でふわぁっと湧き起こるのです。

拍手[7回]

多くのMMOにおける他のプレイヤーとは、一緒に戦って競い合う相手です。
攻城戦みたいな大規模戦闘で肩を並べる戦友であり、
通りすがりに回復をしたりされたりする友人であり、
限られた敵や土地、アイテムやランキングを奪い合うライバルであり、
自分が作った商品を買ってくれたり、逆に商品を売ってくれたりする人です。
また、ゲームによっては倒してカモる相手にもなります。
(最後に挙げた行為をPK、PKする人をPKerといいます。
 大航海時代オンラインにも、これに似た海賊というシステムがありますね)

しかし、大航海時代オンラインというタイトルにおける他のプレイヤーの存在は、
他のMMOとは少し違っているような印象を受けます。

もちろん、協力的、競争的要素がないかといえば、あるということになります。
私はまだ大海戦や大投資戦と呼ばれる大規模なイベントに参加したことはありませんが、
そこにおいては、同じ国に属するプレイヤー同士の協力が戦いの肝となっているのでしょう。
また、投資というコマンドを実行すれば、全プレイヤーが対象の投資額ランキングを見ることができます。
街を歩けば他のプレイヤーのバザーが開かれているので、そこで買い物をすることができますし、
商会に所属すれば、他のプレイヤーと親しく会話を交わすこともできます。

このように書くと、大航海時代オンラインとほかのMMOとの間に差はないように思われますね。
でも、私の個人的な感覚としては、
大航海時代オンラインにおける他のプレイヤーとのつながりは、
ほかのMMOに比べてずっとゆるく、また心地良いように感じられるのです。
 
それは何を由来としているのだろうか。
敵やクエストのバランスだろうか、プレイヤー層の違いなのだろうか。
いろいろと考えていたのですが、それはこういうことなんじゃないかと思います。

大航海時代オンラインというゲームにおいては、
自分以外のプレイヤーを何人も集めなければ、ボスへの挑戦も許されないということも、
ある程度の効率を考慮するとパーティーを組まざるをえないということもありません。
他人とボスキャラクターや狩場を奪い合うこともありませんし、
レアアイテムを巡ってパーティーや血盟、フレンド等の中に険悪なムードが漂うことも、
ダンジョンの中に罵声が飛び交うこともありません。

(実はこうなることがあるのかもしれませんが、
 少なくとも私は、今までにこういった経験をしたことがありません。
 あと、上記のような事態もMMOの醍醐味だということは理解しております。念のため)

逆に多くのMMOにおいて、上記のような事態が発生しがちなのは、
プレイヤーの為せることの幅が狭いから、プレイヤーの遊びの軸が一方向に集約されているから。
誤解を受けることを承知でズバリと書いてしまうと、
本質的に戦うことのみに主軸が置かれているからではないでしょうか。

ゲームサイクルというものを考えたとき、
1つの主軸を立てて、そこから多くの要素を派生させることは間違いではありません。
1つの主軸から多くが生まれ、生まれた多くのものは主軸に回帰する。
その是非を問うことはここではしませんが、
これはゲームデザインの基本中の基本となる手法です。

ただ、大航海時代オンラインというゲームは、
通常は1つだけ立てられる軸に対して3つの軸が立てられていて、
それがそのままプレイの幅の広さ、プレイヤー自身のゆとりとして反映されているように思います。

少し前に「自分がプレイしているのとは別のゲームみたいだ」というコメントを頂きましたが、
「ほかのMMOと違うな」という感触の真偽について考えていた私は、
このコメントでようやくその感触に自信を持つことができました。

ひとりでも大勢でも楽しめる、とは多くのゲームのうたい文句に採用されたフレーズですが、
大航海時代オンラインをプレイしている今となっては、
このフレーズは、このゲームにこそふさわしいように思います。

大航海時代オンラインにおいて、プレイヤーは必ずしも誰かと協力する必要はありません。
ひとりもくもくとクエストや商売に精を出してもいい。
着実に経験値がたまる面白さ、皮算用する楽しさ、新たな発見をした嬉しさ、
屈強な敵を倒せた喜びを味わうのに、他人の関与は必要不可欠ではありません。

基本はソロプレイだけど、商会にだけは所属しておいて、
他のプレイヤーとの会話を楽しんだり、
自ら発言しないまでも面白おかしい会話を聞いているのでもいい。

だからといって、このゲームにおけるパーティー(艦隊)プレイは楽しくないのかというと
それはとてもとても楽しいものなのです。
誰かと協力すれば、自分ひとりでは到達できないようなところへ行くことができます。
自分のスキルをほかのプレイヤーに貸すことも、その逆もできます。

同時に、必ずしも欠けた何かを補い合う必要も、
パーティープレイには厳格な目的がなければならないということもありません。
ただ一緒に行動し、現実には別々の場所にいながらにして、
ゲームの中では同じ景色を見て、同じ感動を味わう。
それだけを目的としても、ただのうたい文句などではなく、本当にいいのです。

同じことが他のMMOで許されていないかといえば、許されてはいるのですが、
少なくとも私の経験においては、前へとにかく前へとばく進する風潮が強く、
大航海時代オンラインほど気楽なものではなかったように思います。

昨晩、私は巡航型軽クリッパーを造船する際にお世話になったAさんと、
もうひとり別の商会員の方と艦隊(パーティー)を組んで、カリブやインドへ行ってきました。
目的は私の勅命クエストを進行させることです。

勅命クエストというのは、EU、東西アフリカ、インド、カリブの入港許可を得た後に
受けられるようになるクエスト群のことで、
これをクリアすることによって、南米や東アジア圏への入港許可を手に入れることができます。

もうひとりの商会員、仮にBさんとしましょう。
Bさんは私よりちょっと先まで行っているプレイヤーで、商人としてこのゲームを遊んでいます。
スキル構成は生産系を主にしていて、船も積載量を重視したもの。
私のスキル構成が各種学問を主にしていて、船はスピード重視ですから、
まったく正反対……海事も考慮すると三つ巴状態(という表現も変かな?)の
プレイスタイルというわけですね。

本当なら、Bさんは私の勅命クエストに付き合う必要はありませんでした。
なぜなら、私がクリアしなければならなかったクエストをBさんは既にクリアしていて、
Bさんがクリアすべきクエストは、昨日行った場所ではクリアすることができなかったからです。

一緒に勅命クエストを進めましょう、とログインした私を誘ってくれたAさんは、
Bさんにも声をかけてみますね、と言いました。
「はい」と私は答えましたが、こうも思っていました。
Bさんはもっとゲームを進めたいんじゃないかな、と。

首を縮めるような思いで推移を見守っていたのですが、
Bさんはちょっと考えると、予想に反してAさんの誘いに「いいですよ」と答えました。

勅命クエストの内容について、ここで詳しくは書きません。
しかし、昨晩のプレイがとても楽しかったことだけは記しておこうと思います。

私たちはカリブやインドのBGMについてお喋りし、
ゲームのNPCについて面白おかしい評をくだし、
PKに襲われたり、嵐が過ぎ去るのを待ったり、上陸地点を探索したりしました。

Bさんも、引率してくれたAさんも楽しそうにしていました。
私も時に「カツオーwwww」なんて盛大な誤爆を商会チャットにしながら、
楽しくて楽しくて、仕方ありませんでした。

勅命クエストのクリアは、もちろん達成すべき目標だったけれど、
もし、達成できなかったとして、私はがっかりすることはなかったでしょう。

ああ、このゲームはこういう楽しみ方でいいのか。
チャットの返事を打ちながら、気づいたときには私はそう納得していました。

ひとりでも楽しい。大勢でも楽しい。
ゆるくつながりあったプレイヤーどうしが、それぞれを許容しあう楽しさは、
私の知るかぎり、このゲーム特有の、稀有な楽しさであるように思います。
PR
Comment
name
title
color
mail
URL
comment
pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
コメントの修正にはpasswordが必要です。任意の英数字を入力して下さい。
はじめまして
私も他MMOを少しだけやったことありますけど、どのゲームもやり込むと似た感じになるのに、DOLだけは何か違うんですよね。同じオンラインゲームなのに。

でも、テレシアさんの記事を読んで(そういうことだったのか~)と、納得できました。

オンラインにどんな楽しみを見出すかは、人それぞれですけど、
私はテレシアさんが感じられた ゆるいつながり が心地良くてほぼ毎日DOLに居ますw
素敵な記事をありがとうございました。
いいゲームに出会えたなぁと改めて感じました。

いつか、どこかの海でお会いできますように~。
ぷらら(Euros) 2014/02/03(Mon)21:14:44 編集
またまた私見ですが
はじめまして、ぷららさん。多くのRPGで戦いが主軸とされ、突き詰めると違いはストーリーしかないために戦闘システムが複雑化していったように、MMOでも同じ試行錯誤がなされているのだと思います。ですので、ぷららさんの仰るやりこむと似た感じ、DOLだけはなんか違うというご意見に、強く共感いたします。

記事を素敵だと言ってもらえて、大変うれしいです。DOLもブログも試行錯誤の日々ですが、ゆるく長く楽しんでいけたらと考えております。

Eurosサーバーご出身でいらっしゃるのですね。クロスサーバーもありますことですし、どこかの海でお会いできることを楽しみにしております。
テレシア 2014/02/04(Tue)12:02:31 編集
Clear