冒険者のレベルも30になって、次のレベルアップへの経験値を半ばまで稼いだところで、
イングランド王室からの呼び出しがかかりました。
シナリオイベントはさっぱり進めていないので、これはもしや……!
出先のダブリンからいそいそと出立。
者ども急ぐのじゃ~! 南東に進路をとれ~!!
ロンドンに到着し、さっそく王宮の門を叩こうとすると
「これこれ」と門番さんに呼び止められました。
「君ね、今日からインド洋の港も使っていいってさ」
いつもなら、そんな重要なことをどうしてサセックス伯(お偉いさん)自ら教えてくれないのさ、
門番に伝言を頼むなんて、私ってあくまで下賤の民扱いなのかしら、と小石を蹴るところですが、
今日ばかりはそんなことも忘れて大喜び!!
だってだって、インドへの入港許可を得たってことは、
カリカットの街へ行けるようになったってことですよ!
そしてそして、カリカットへ行けるってことは、
念願の巡航型軽クリッパーが手に入るってことなんですよ!!
これでガレーさんにおびえる日々とも、ロンドン~リスボン間8日の旅ともお別れだ!
ばんざ~い、ばんざ~いッ!!
[0回]
さて、このゲームをプレイしていない方に向けて説明しておきますと、
プレイヤーの強さには2通りがあります。
1つがプレイヤーキャラクター自身の強さ、もう1つが船の強さです。
前者は普通のRPGとあんまり変わらないのでサクッと書きますが、
プレイヤーのレベルと装備品によって決まるものです。
レベルが高いとHPが増えて、装備品が強いと攻撃力や防御力が上がるというアレですね。
こちらが重要となるのは「陸戦」における戦い。
要はフィールドやダンジョン、相手の船に船長自ら乗り込んで(特に甲板戦と言われます)戦うときです。
後者はちょっと特殊なんですが、船の強さによって決まります。
船には耐久力(HPとほぼ同義と思ってください)、旋回速度、乗せられる船員や大砲の数、
そして、帆や大砲、装甲板などを設定するためのスロット等のパラメータが設定されています。
大砲だけ2つの制限があってわかりにくいですが、
乗せられる大砲の数というのが、船に大砲用の穴がどれだけ空いているかを示すもの、
大砲のスロットというのが、船に大砲を何種類乗せられるかを示すものと思ってください。
で、これらのパラメータが、洋上戦闘における強さになるわけです。
たくさんの船員を乗せていると、船員同士が戦う白兵戦において有利になりますし、
たくさんの大砲を乗せていると、敵船へ砲撃した時のダメージが上がります。
良い帆をスロットに設定していたり、旋回速度が高かったりすると船の機動力が上がって、
戦場で優位に立ちまわることができます。
これまで私が「ガレーさんが怖いよ~」とぴーぴー言っていたのは、
すごく初歩的な船に乗っていたので、これらのパラメータが低かったからなんです。
厳密にいうとちょいと違う部分もあるんですが、まあそんなもんだと思ってくださいな。
ここで、賢明なる読者の皆様は
「じゃぁ、さっさと強い船に乗ればいいじゃん」と思われるでしょう。
しかし! そうは問屋が卸さないのが大航海時代なのです!!
(このセリフ、何度目だナウシカ……)
船にはそれぞれ、操船可能なレベルが設定されています。
冒険者、商人、戦闘(海事)レベルが設定レベルを満たしていなければ、
どれだけ大金持ちであっても船に乗ることはできません。
例えば、私が目標にしていた「巡航型軽クリッパー」という船なら、
冒険者レベルが32、戦闘レベルが15必要です。
26日時点の私のレベルが冒険者30、戦闘15でしたので冒険レベルが足りなくて乗れませんね。
また、船を手に入れること自体は、自分のレベルに関係なくできますが、
巡航型軽クリッパーという船はインドのカリカットでなければ建造できません。
多くのプレイヤーが集うポルトガルのリスボンで、
「巡航型軽クリッパー作ってくださーい!」と叫んでもあんまり意味がないのです。
(もしかしたら、ものすごく親切な人がいるかもしれませんがね)
そこで私は冒険者のレベルを上げつつ、
インドへの入港許可が下りるのを雨の日も曇りの日も待っていた、 というわけ。
カリカットへの入港許可が下りた今、問題となるのは冒険者レベルが足りないことだけです。
幸い、大航海時代オンラインでは行ったことのない街に行ったり、
洋上を航行したりすれば冒険者の経験値をもらうことができます。
行ったことのない街であれば、やったことのないクエストもあるわけで、
それらをうまく使えば、32レベルまで上げることができるはず。
よし、おらカリカットまで行くべ!! 新しい船、手に入れんべ!
そうと決まれば、まずはリスボンでお買い物をしなければいけません。
ということで、ロンドンからリスボンまで8日の旅です!
(その2へ続く)
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